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Q  楽しかったこと、うれしかったことは?
A 最後の夏に記録員としてベンチに入り、今まで一緒に努力してきた選手たちと一緒に戦えたことです。公式戦でベンチに入りチームの勝利に貢献することが私の夢だったので、ベンチに入れてくれた監督さんには感謝しています。引退後、選手から「今年はベンチで一緒に試合ができて良かった」と言ってもらえた時は、とてもうれしかったです。

Q  苦しかったこと、つらかったことは?
A 新型コロナウイルスの影響で部活ができなかった時期がつらかったです。大好きな部活の時間が急に奪われ、日常から楽しみが無くなってしまいました。また、最後の夏の甲子園の中止が決まった時はショックでしばらく立ち直られませんでした。

Q  自分が成長したと感じることは?
A マネージャーという立場になったことで、支えてくれる人の存在の大きさに気付き、人に感謝できる人間になったと思います。誰かを支えることは簡単ではないこと、たくさんの人に支えられて今の自分がいること、当たり前のように思えますが、マネージャーをやらなければ実感できなかったことだと思います。これからも人に感謝できる人間であり続けたいです。

Q  感謝していること、感謝している人は?
A 感謝している人はたくさんいますが、特に先輩のマネージャーに感謝しています。常に選手の事を思って行動していた先輩は私の憧れで、先輩を超えるようなマネージャーになることを目標に、選手のサポートやアナウンス、スコアなど向上心を持って2年半頑張り続けることができました。引退した今でもたくさん相談に乗ってくれたり、アドバイスしてくれたり、私にとって欠かせない存在です。

Q  座右の銘、好きな言葉は?
A 「この世に正解もハズレも間違いなく無い」という言葉です。これは私が好きな曲の歌詞です。この曲を聴くと、自分に自信を持って挑戦しようと思えます。高校を卒業し、社会に出るにつれて、多くの壁にぶつかることもあると思いますが、挑戦してみなければ何も変わらないと思うので、自分を信じて様々なことに挑戦していきたいです。

Q  これからの目標や夢は?
A マネージャーの経験から、将来は医療の仕事に就き人を支えたいと思っています。大学では夢に向かって勉強することはもちろんですが、野球部のマネージャーやプロ野球の球場でのアルバイトをするなど、何らかの形でこれからも野球に携わりたいと考えています。

Q  一緒に頑張った仲間たちへのメッセージ
A この学年のみんなと過ごした時間はとても幸せでした。プレーしている姿を見るのはもちろん、部室でみんなと話したり、ご飯を食べに行ったり、たまに自主練で一緒に走ったり、つらかったことも全部が楽しい思い出です。この年代のマネージャーになれて良かったです。最高の仲間に出会えました。これからもずっと仲良くしてください。

Q  後輩たちへのメッセージ
A この冬が勝負です。夏の大会を迎えた時、自分たちは「甲子園で校歌を歌う」という目標を達成するだけの努力をしてきたと胸を張って言えるように必死に頑張ってください。また、支えてくれる親や仲間、指導者にしっかりと感謝できるチームでいてください。みんなの勝利を信じています。頑張れ!夏、甲子園で再会しよう!

Q  あなたにとって高校野球とは?
A 私にとって高校野球は青春そのものです。私は2年半の間、自分の全てを野球に捧げてきました。それまで何かに夢中になることを知らなかった私が唯一夢中になれたのが高校野球でした。夢中で駆け抜けた2年半は私の宝物です。

≪文・写真:ボールパーク秋田編集部≫

~ profile ~

成田 理子(なりた りこ)
比内中学校出身
大館鳳鳴高校3年