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~ スポーツ少年団の監督に聞く ~




川尻野球スポーツ少年団(団員数27名)

監督 坂谷 浩英(さかや ひろひで)57歳

秋田市立高(現:中央高)―国学院大
 

Q スポ少の指導歴は?
A コーチとして4年、監督としては15年なので、計19年になりますね。

Q 指導するにあたって重要だと思っていることは?
A 子どもはポテンシャルが高いので、その能力を引き出してやらないといけないですが、教えすぎないことも重要だと思っています。
そのために、なんでも教えるのではなく、なるべく自分で考えさせます。
私はヒントを与えるくらいしかしません。
悩んでいる子がいたら、本人が納得するまでとことん練習に付き合うようにしています。
将来、立派な社会人になってほしいという思いも持ちながら指導していますね。
“野球は楽しい”と思わせることが指導者としての義務だ、とも感じています。

Q 試合や練習で工夫をしていることは?
A “元気・あいさつ・感謝”川尻スポ少ではこれをスローガンとしています。
故障することのないように、入団したときから“真下投げ”をさせ、気を付けています。
ゼロポジションからの真下投げをすることでケガのリスクが少なくなり、フォーム固めや投球のパフォーマンスを向上させることができます。
遊び感覚で背面キャッチをさせて空間認知能力を鍛えたりもしていますよ。
あとは、時代の流れに合わせた指導をしないといけないのが、難しいところでもありますね。

Q チームまたは野球界の課題とその対策は?
A 秋田県民の野球熱は高いのですが、その割には良い後継者はなかなかいないんですよね。
少子化だという危機感を持っている人が少ないのかもしれませんね。
小学1年生くらいからティーボールをやらせるなどして、もっと子どもたちに野球の楽しさを伝えていかないといけないと思っています。
あとは、バランス感覚がない、腕の力がない、など最近の子どもたちの特徴であると感じているので、それらも踏まえて自主練習をするように促しています。
「努力を継続しろ」と子どもたちには口酸っぱく伝えているし、努力した子は必ず伸びます!

Q 今年の目標は?
A 『全県出場』ですね!


≪文・写真:ボールパーク秋田編集部≫